オフィスにセキュリティゲートを導入する目的は、単なる「不審者の侵入防止」だけではありません。受付・警備業務の省人化や、入退室ログの取得による内部統制の強化など、オフィス特有の課題を同時に解決できる点が評価され、オフィスビルやテナント企業での導入が進んでいます。ここでは、オフィスでよく挙がる課題と、セキュリティゲートによる解決の方向性を整理します。
| オフィスでよくある課題 | セキュリティゲート導入による解決 |
|---|---|
| 誰でもエントランスから執務フロアに入れてしまう | 認証された人だけに通行を許可し、部外者の立ち入りを物理的に遮断できる |
| 顧客情報や図面などの持ち出しリスクがある | エリアごとに通行権限を設定し、機密エリアへ入室できる人を限定できる |
| 受付・警備員の配置に人件費がかかっている | 来訪者の二次元バーコード認証などで受付を自動化し、省人化・コスト削減につながる |
| 誰がいつ出社・退社したか正確に把握できない | 入退室ログを自動で記録し、勤怠管理システムと連携して労務管理を効率化できる |
| 災害時に在館者を把握できない | 在館者情報をリアルタイムに把握でき、安否確認や避難誘導に活用できる |
オフィス向けの導入目的は大きく3つに分けられます。1つ目は部外者の侵入防止と情報漏えい対策という防犯目的。2つ目は受付・警備業務を自動化する省人化・コスト削減。3つ目は入退室ログを活用した勤怠管理・内部統制の強化です。どの目的を最優先するかによって必要なゲートの種類・認証方式・連携システムが変わるため、導入検討の最初の段階で社内の優先順位を明確にしておくことが重要です。
引用元:株式会社ワイエフテクノ
https://www.yftechno.com/installation_cases.html
オフィスエントランスへ スイングバリアゲート(フラッパーゲート)、 認証機器を導入した事例です。スイングバリアゲート(フラッパーゲート)は、不正侵入防止に役立つ入退場用セキュリティゲートです。
オフィスのほかには、無人店舗や屋外、工場、大型施設など、さまざまなニーズに対応できるシステム。コンパクトな設計となっているため、小規模なオフィスやクリニック、店舗などの限られたスペースにも設置が可能となっています。
フラッパーゲートは、シンプルでありながらもエレガントなデザインなので、設置場所の美観を損なわないのも魅力です。
また、フラッパー式のシステムは、スピーディな通行が可能です。オフィスのエントランスのほか、駅や空港などの混雑が予想される場所など、スピーディな通行が求められる場所に適している装置だと言えます。
引用元:クマヒラ
https://www.kumahira.co.jp/case/security/osaki.html
住友不動産大崎ガーデンタワーへセキュリティゲートを設置した事例です。住友不動産大崎ガーデンタワーは、地上24階・地下2階でBCP対応機能など高い環境性能を備えた大規模オフィスビルです。
セキュリティゲートのフラッグシップモデルである「ユニゲート」は、ガラスとバイブレーション仕上げのステンレスを基調としたモデル。余計な装飾を省いたデザインは、オフィスビルの建築意匠に溶け込みながら調和しています。
住友不動産大崎ガーデンタワーでは、エントランスホールからエレベーターホールのエリアをゾーニングするセキュリティとして設置するとともに、ゲスト用の二次元バーコード読み取り機能を備えた各テナント企業の入退室管理ゲートとしても機能しているのが特徴です。
今回の導入では、開放的でありながら高級感あふれる1階エントランスホールに「ユニゲート」を合計40通路導入しました。
広々とした開放感あふれるエントランスホールは、多くの人が訪れるオフィスビルの「顔」とも言える空間の1つです。
ユニゲートはシンプルな設計となっているため、エントランスの壮麗なデザイン性を損ないません。開放感を保ちながらもセキュリティ性を確保しているほか、ゲストの入場を自動化しているので、受付や警備業務の省人化にも貢献。
オフィスは、朝夕の出社・退社時に通行が集中する一方で、エントランスの意匠性も求められる場所です。以下の5つの観点で比較すると、自社のオフィスに適したセキュリティゲートを絞り込みやすくなります。
フラッパーゲートは1分間に45〜60人程度の通行が可能なモデルが多くあります。始業時間帯に人が集中するオフィスでは、在籍人数から必要な通路数を逆算し、滞留が起きない台数を確保しましょう。
標準の通路幅は600mm前後、車椅子や台車が通るバリアフリーレーンは900mm前後が目安です。筐体幅100mm台の省スペースモデルや、アンカー工事が不要な移動型を選べる場合もあります。
オフィスビルの顔となるエントランスでは、ガラスやステンレスを用いた透明感のある筐体が好まれます。フラップの高さ(ロー/ミドル/ハイ)やLEDカラーを変更できるかも確認しておきましょう。
後ろに続いて入る「共連れ」を防ぐには、赤外線センサーの精度とフラップ高さの組み合わせが重要です。機密性の高いフロアでは、全高タイプのフルハイトゲートも選択肢になります。
既存の入退室管理システムや勤怠ツールと連携できるかは必ず確認したいポイントです。クラウド型に対応していれば、複数拠点の一元管理や緊急時の遠隔開放も可能になります。
オフィスでは社員だけでなく、来訪者の通行方法も設計が必要です。受付システムと連携して二次元バーコード入りの入館証を発行する運用にすると、受付スタッフを常駐させずにゲストの入退館を管理できます。実際に大規模オフィスビルでは、テナント企業ごとの入退室管理とゲスト用の二次元バーコード読み取りを1台のゲートで両立している事例もあります。
セキュリティゲートは、認証装置と組み合わせて運用します。オフィスでは社員証を兼ねたICカードが最も一般的ですが、近年は非接触ニーズの高まりから顔認証やスマートフォン認証の採用も増えています。それぞれの特徴を比較し、セキュリティレベルと利便性のバランスが取れる方式を選びましょう。
| 認証方式 | 特徴 | 向いているオフィス |
|---|---|---|
| ICカード(社員証) | 最も普及している方式。社員証と一体化でき、既存の入退室管理システムをそのまま活用しやすい一方、カードの貸し借りや紛失には注意が必要。 | すでに社員証を運用している一般的なオフィス |
| スマートフォン (モバイルID・二次元バーコード) |
カード発行が不要で、来訪者や派遣スタッフにも即時発行できる。ゲスト用の入館証発行と相性が良い。 | 来訪者が多いオフィス/カード運用を減らしたい企業 |
| 顔認証 | 手ぶらで通行できる非接触認証。マスク着用時でも認証できる製品があり、なりすまし防止にも有効。カメラの設置環境や照明条件の確認が必要。 | 衛生面を重視するオフィス/なりすまし対策を強化したい企業 |
| 指紋・静脈などの生体認証 | 本人固有の情報で認証するため、貸し借りによる不正通行を防止できる。機密エリアの二重認証としても利用される。 | 研究開発部門やサーバ室など機密性の高いエリア |
| 暗証番号(テンキー) | 導入コストを抑えやすい一方、番号の共有による不正通行リスクがある。単独運用よりICカードとの併用が現実的。 | 小規模オフィス/補助的な認証としての併用 |
セキュリティレベルを高めたい場合は、ICカードと顔認証を組み合わせる多要素認証が有効です。また、オフィスの移転や増床、働き方の変化によって最適な認証方式は変わります。将来的に認証装置を追加・変更できる拡張性を備えたゲートを選んでおくと、長期的な運用コストを抑えられます。
オフィス内にセキュリティゲートの設置を行うことにより、不正侵入や不審者の侵入の防止につながり、オフィス内の安全確保に寄与します。
また、出入管理が自動化されることで、手作業や人件費を削減できるほか、いつ誰が出入りしたかを正確に把握でき、トラブル時の追跡も容易に行いやすくなります。
ICカードや生体認証など、スムーズな入退場の実現につながるため、スタッフの利便性向上にもつながるでしょう。
当サイトでは、施設別「セキュリティゲート」メーカーおすすめ3選をご紹介しています。セキュリティゲートの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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